みえ・がかり【見え掛かり】
 図面である部材を描くとき、直接目に見える部分を実線で描く。 これをいう。

みがき・がらす【磨きガラス】
 型板ガラスの製法は透明にすると透過した景色が歪んで見える。その歪みを磨いて平滑にしたガラスのこと。型板ガラスの一種である網入りガラスを透明にするときに磨かれる。

みがき・まるた【磨き丸太】
 絞ったように縦皺の入った杉丸太。磨いて床柱などに使われる。産地としては京都の北山、奈良の吉野などが有名。「しぼり丸太」ともいう。

み・きり【見切】
 仕上材の端辺あるいは材質の変わり目、またはその処理の仕方、納め方。
 日本の庭園技法である借景をするときにも、借りてくる景を近景で見切る。
 連続していくものを途中で遮断することできれいに見せる手法なのだが、それが転じて建築でも仕上の切り替わりをきれいに見せるために「見切材を入れる」と表現するようである。「見切り」の言葉には日本人独特の空間美が込められているようである。

みず・せめんと・ひ【水セメント比】
 コンクリートの強度を左右する指標の一つ。コンクリート配合におけるセメント量に対する使用水量の重量比。かなり大事。

みず・や【水屋】
 茶室に付随し、茶器を洗う流しと茶道具を収納する棚を備えた2〜4.5畳ほどの部屋。そこから転じて食器棚を指すこともある。

みや・だいく【宮大工】
 社寺建築の施工を専門とする大工。日本建築に対する造詣が深くなければ務まらない。


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